がん治療には、抗がん剤治療、放射線治療、そして手術といった三大治療と呼ばれるものがあります。
それ以外の治療法に代替医療と呼ばれる治療法がありますが、日本ではあまり認知されていません。
しかし、海外では三大治療法以外の代替医療を取り入れて、効果を出している国もあります。
その中でも多く取り組まれているのは免疫療法で、自分の免疫力を上げて、免疫機能にがんを異物と判断させて攻撃させる治療法です。
またドイツでは、人参の生ジュースやサプリメントやコーヒー浣腸などで解毒と栄養補給をして、細胞レベルで状態の回復を図ろうとする自然療法も存在します。
体内環境を、代替医療をすることで整え、自然治癒力を活性化させるゲルソン療法といいます。
また、メキシコでは80年以上前からIPT療法が行われています。
これはがんの糖質を取り込む特性を利用した治療法です。
まず、インスリンで血糖値を下げ、がんが糖質を欲する状態にします。
そこに抗がん剤を混ぜたブドウ糖を点滴することで、ピンポイントでがん細胞に攻撃できるという仕組みになっています。
糖質を好むがん細胞の特性を利用して、日本でも高濃度ビタミンC点滴療法が取り入れられています。
ビタミンCは糖質と分子構造が類似しているため、がん細胞が勘違いしてビタミンCを取り込みます。
取り込むときに毒性のある過酸化水素が発生しますが、がん細胞は過酸化水素を分解することができず、その酸化力によりがん細胞が死滅してしまうという治療法です。